もはや俺の命も風前の灯!と目を閉じていた。が、いくら待っても、衝撃も無ければ痛みもない、ましてや心地良いお花畑も、賽の河原も現れなかった。
恐る恐る、俺は目を開けた。
ギャギャギャッ
驚いた。いや、ふざけてるんじゃ無い。マジで驚いたのだ。
そこには……例の暗黒少女(仮名)がいた。ま、また変なのが増えた。しかも彼女は出会った最初の時から敵っぽいし……やっぱ、敵……だよね?
「アンタは……モノ・リリス……」
電影少女も驚きを隠せないようにつぶやいた。
「千歳(チトセ)、アナタ……次元律(ハーモニー)法を……破る気?」
しかし、暗黒少女(モノ・リリス)は、俺ではなく電影少女を睨んでいた。ふたりはどうやら知り合いらしい。
「い、いやあねぇ~もう、冗談よ冗談!」
電影少女チトセは、先生に怒られて言い訳をする子供のような顔になって、俺に擦り寄ってきた。
「ね、ね?君、冗談よね?」
そして、その見た目より大きい胸をフニャンと押しつけてきた。
「い、いやあ、は~、ま~」
「本当?」
暗黒少女リリスが俺の目を覗きこんで尋ねる。
「よね?」
「はあ~……」
さらに、押し付けられた胸の柔らかさに俺は逆らえず肯定した。
「そお……アナタが、言うのなら……しょうがない……わね」
あいかわらずその表情は変化に乏しく、顔色をうかがいにくかったが、なんとなく、不服そうな表情をしたように感じた。
「そーよ!そーよ!リリス!あんたの方こそなんだっての?ハーモニーを乱すつもり?」
俺が肯定したのをよいことにか、電影少女チトセは語気を強めた。
「ワタシは……コレ……届けに来た……だけ」
そんなチトセを気にすることもなく、暗黒少女リリスは俺のスマホを差し出してきた。わざわざ届けに来てくれたというわけらしい。
「あ、ありがとう……それに、ゴメン」
「ナニ……が?」
「いや、君を疑ってさ。悪者の仲間だなんてサ」
なぜだろう。俺にしてはやけに素直にそんなコトを言えてしまった。
「あー!あー!あー!ナニソレ!まるで、私が悪者みたいな言い方して!」
「悪者だろ!悪者だろーが!ナイフ突きつけて殺す!とか言ってさ!」
なんとなく、暗黒少女リリスの方がチトセより強そうだと直感した俺は『寄らば大樹の陰!』とばかりに強気になった。
「そう……なの?」
案の定、リリスはチトセを睨んだ。しかし……
ムギュウ~
チトセは胸を押しつけてくる。
「い、いやあ~はは」
だ、ダメだ。このオッパイ攻撃には逆らえない。これは計算なんかじゃない、本能だ。人というものは、いいや、男というものは、本能には逆らえない定めなのだ!
「そう……」
リリスの目が……痛い。
「そーよ!私は今日からここに住むことになったんだからアンタ帰りなさい!」
チトセはまた、とんでもないことを言い出した。冗談じゃない。リリスが帰って、こんなのと二人きりになったら殺されちまう。
「へ?」
「そーよね?」
「は?」
ムギュギュウ~
「は、はい……」
違う!違う違う違うー!それじゃダメだろ!俺!生存本能を優先しろよ!
「そう……じゃあ……私も」
しかし、リリスの口からも予想しなかった言葉が飛び出した。
「は?何言ってんの?アンタなんか……え?」
なんと、黒少女リリスもそ~っと体を寄せつけてきた。
「プッ アンタのその無い胸じゃダメよ!ねぇ~!って……おい!」
よく分からないそのやりとりのせいで俺の血は頭に登っていたのか鼻血がこぼれだした。
こうして、彼女達二人との奇妙な共同生活が始まった……かに見えたが…………
恐る恐る、俺は目を開けた。
ギャギャギャッ
驚いた。いや、ふざけてるんじゃ無い。マジで驚いたのだ。
そこには……例の暗黒少女(仮名)がいた。ま、また変なのが増えた。しかも彼女は出会った最初の時から敵っぽいし……やっぱ、敵……だよね?
「アンタは……モノ・リリス……」
電影少女も驚きを隠せないようにつぶやいた。
「千歳(チトセ)、アナタ……次元律(ハーモニー)法を……破る気?」
しかし、暗黒少女(モノ・リリス)は、俺ではなく電影少女を睨んでいた。ふたりはどうやら知り合いらしい。
「い、いやあねぇ~もう、冗談よ冗談!」
電影少女チトセは、先生に怒られて言い訳をする子供のような顔になって、俺に擦り寄ってきた。
「ね、ね?君、冗談よね?」
そして、その見た目より大きい胸をフニャンと押しつけてきた。
「い、いやあ、は~、ま~」
「本当?」
暗黒少女リリスが俺の目を覗きこんで尋ねる。
「よね?」
「はあ~……」
さらに、押し付けられた胸の柔らかさに俺は逆らえず肯定した。
「そお……アナタが、言うのなら……しょうがない……わね」
あいかわらずその表情は変化に乏しく、顔色をうかがいにくかったが、なんとなく、不服そうな表情をしたように感じた。
「そーよ!そーよ!リリス!あんたの方こそなんだっての?ハーモニーを乱すつもり?」
俺が肯定したのをよいことにか、電影少女チトセは語気を強めた。
「ワタシは……コレ……届けに来た……だけ」
そんなチトセを気にすることもなく、暗黒少女リリスは俺のスマホを差し出してきた。わざわざ届けに来てくれたというわけらしい。
「あ、ありがとう……それに、ゴメン」
「ナニ……が?」
「いや、君を疑ってさ。悪者の仲間だなんてサ」
なぜだろう。俺にしてはやけに素直にそんなコトを言えてしまった。
「あー!あー!あー!ナニソレ!まるで、私が悪者みたいな言い方して!」
「悪者だろ!悪者だろーが!ナイフ突きつけて殺す!とか言ってさ!」
なんとなく、暗黒少女リリスの方がチトセより強そうだと直感した俺は『寄らば大樹の陰!』とばかりに強気になった。
「そう……なの?」
案の定、リリスはチトセを睨んだ。しかし……
ムギュウ~
チトセは胸を押しつけてくる。
「い、いやあ~はは」
だ、ダメだ。このオッパイ攻撃には逆らえない。これは計算なんかじゃない、本能だ。人というものは、いいや、男というものは、本能には逆らえない定めなのだ!
「そう……」
リリスの目が……痛い。
「そーよ!私は今日からここに住むことになったんだからアンタ帰りなさい!」
チトセはまた、とんでもないことを言い出した。冗談じゃない。リリスが帰って、こんなのと二人きりになったら殺されちまう。
「へ?」
「そーよね?」
「は?」
ムギュギュウ~
「は、はい……」
違う!違う違う違うー!それじゃダメだろ!俺!生存本能を優先しろよ!
「そう……じゃあ……私も」
しかし、リリスの口からも予想しなかった言葉が飛び出した。
「は?何言ってんの?アンタなんか……え?」
なんと、黒少女リリスもそ~っと体を寄せつけてきた。
「プッ アンタのその無い胸じゃダメよ!ねぇ~!って……おい!」
よく分からないそのやりとりのせいで俺の血は頭に登っていたのか鼻血がこぼれだした。
こうして、彼女達二人との奇妙な共同生活が始まった……かに見えたが…………
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